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泣いてぐずる赤ちゃんをリラックスさせる脳科学

更新情報 母猫が赤ちゃんをくわえて歩く動画の追加(2022/02/11)
生活や子育てに役に立ちそうな脳科学のちょいメモ
赤ちゃんがお母さんに抱かれて移動していると泣き止む理由
参考YouTube
赤ちゃんが泣く理由は多数あるでしょうが
そのうちの一つは自分の居場所を知らせるため
でしょう。
群れで生活するような状況でも
自分の子供の声だとわかればすぐに
駆けつけることもできますし
生存確率を高く上げることができます。
ただ、ずっと泣いているとそれはそれで
生存確率は下がる危険も出てきます。
そこで理化学研究所脳神経科学研究センターの研究で
目をつけたのが赤ちゃんが運ばれるときに
大人しくなるということでした。
猫科の動物が赤ちゃんの首を加えて移動したり
猿の赤ちゃんが抱き抱えられて移動したり
よくテレビでそんなシーンを見たことが
ありますよね。
追加(2022/02/11)
でもギャンギャン泣いて移動しているシーンは
見たことがない。
面白いことに気がつくもんだなぁと思います。
チームリーダーの黒田公美さんは一児の母親として
発見したそうで、実際の経験って大事だなぁと
思います。
輸送中は赤ちゃんはリラックスしている
マウス実験や人実験においても
輸送中は血圧が低下し、鳴き声の頻度も
10分の1に減ったということです。
生後6ヶ月の赤ちゃんの母子に
赤ちゃんを抱いたまま30秒ごとに
「座る」「立って歩く」を試したところ
ぐずる動作、泣く、心拍数が減った
ということです。
マウス実験でも同様の反応を示し
さらに実験を繰り返したところ
触られている触感と移動されている浮遊感が
重要だとわかりました。
そういえば私はジェットコースターが
苦手なのですが独特な浮遊感を感じた時
身をかがめるような動作をしてしまうのは
もしかしたらこの本能が呼び起こされて
いるのかも知れませんね。
どうしても泣き止ませたい時は
知っておくと良い方法かも知れません。
The calming effect of maternal carrying in different mammalian species
但し。
赤ちゃんの脳機能が成長すると
違和感検知の脳が察知して
今度はお母さんか別の人かを判断する
能力がついてくるので
お母さん以外が抱くと泣くなんてことも
出てくるとのことだそうです。