会社をやめると不安を感じてしまう理由を解説

2022/1/16 16:182022/6/15 14:41

早期リタイア流行ってますね。若いうちからお金を貯めて投資などに回して小さい利回りでも安定した収入を得て、支出を抑えることで会社に勤めなくても生活できる手段を得た人たちのことを指します。

そうした方の動画も時々観させていただくことがありますが総じて共通するのが退職に伴い 社会的繋がりが切れたことに対する不安 が多いように感じます。

定年で退職を迎えた方たちも早い段階で不安からのうつ病認知症を発症するイメージみたいなのってありますよね。

今日はその辺の理由を解説していきます。

おかえりなさい。れおんはーとです。

今回の話は…

会社をリタイアした人が不安を感じる理由

結論。

社会的繋がりが切れたことによるセロトニン不足。

もちろんこれだけが原因というわけではありませんが、脳内のホルモンバランスによる影響は大きいです。

セロトニンというのは脳の神経伝達物質と呼ばれる電気信号を流す物質です。セロトニンが主に使われるのは脳の活性化した信号を抑えるブレーキや鎮痛効果の役割を持っており不安が抑えられることで幸福感やセロトニンがメラトニンへ変化して質の良い睡眠を促したりします。

うつ病への薬の処方として出される SNRI（セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬）というものがあります。

阻害と聞くと、出さないように抑えるイメージがありますが実際には逆のイメージで効率よくセロトニンが流れるようにするための薬です。

アルカノイドというピンポン玉でブロックを崩すゲームみたいにピンポン球が複数ブロックの中で何度も往復しているようなイメージで良いかと思います。

このセロトニンはロブスターのような生物も持っています。縄張り争いで勝ったロブスターは両手を高くあげる動作をしますが、この時セロトニンが分泌されおり両手をあげる姿勢を制御すると言われています。

セロトニンが不足していると人も背中を丸めたりどこか自信がなさげな状態になっているそうです。

社会的地位が高いと自分で感じたり誰かと空間を共有し合い自分が褒められたり認められたりするとセロトニンは多く出てきます。

例えば夫婦仲や子供との関係の良くない夫が退職した場合、会社に勤めなくなったことで家に毎日いるような状況になった場合会社では頼れる上司だった人が家庭では誰からも必要とされず逆に邪魔扱いされてしまうかもしれません。

社会的地位は低くなり自分は存在価値が少ない人間なのだ、と感じた時セロトニンが減り不安を抑えられなくなりやる気の出るホルモンも出ないとなるとうつ症状が出たり、場合によっては自殺をすることもあり得ます。

家庭環境があまり良くない男性で会社でもあまりうまくいってない場合はこうしたケースが十分あり得ます。

会社勤めをしろ、と警告しているわけではありません。しかし長い人間という生物の歴史から見ると、個人の力は非常に弱いですが外敵から身を守るために頼れる集団を作って生きていくことに特化していった生き物とも言えます。

ここ最近個人でも生きていくことができるようになったからといって長い進化の歴史で作られた脳の機能がそう簡単に切り替わることは難しいでしょう。

なので会社という集団での繋がりを断つということのリスクは高いことは理解しているだけでも対処のしようはあるかと考えています。

ハーバード大学では成人発達研究 https://www.adultdevelopmentstudy.org/grantandglueckstudy というのがあります。 75年にかけて700人の特定の人生を追いかけて幸せとは何かを研究しているすごい実験なわけですがここで分かったことは、孤独は毒であることでした。

家庭を持っていたとしても独身であったとしても孤独である、と感じている人は幸せにはなれず逆に信頼できる少数の友人家族がいる人は幸せ、ということだそうです。

まとめ

会社をやめると不安を感じる理由はホルモンのバランスが崩れるから。

ならないためには会社を辞めても社会的繋がりを趣味でもアルバイトでもなんでもいいから見つけること。ボランティアもいいと思います。誰かの役に立っているというのは非常に重要です。ゲームでコミュニティーに所属することも実はありなんじゃないかと私は思います。

大学生時代どん底だった私を支えてたのは実はネット仲間だったりしました。

家庭環境が悪いのなら改善するか離婚することも一つの選択肢であること。独身ならパートナーを見つけるペットを飼うなども良いかもしれませんね。

ここでは紹介仕切れませんでしたがセロトニンを多くだす方法としては太陽の日を20分程度浴びる（外を歩く）それなりの運動をする睡眠をしっかりとる

残念がなら極々当たり前に聞いたことあるようなことが実は大事だったりするわけです。セロトニンの前駆体であるトリプトファンをサプリで摂るのもアリかと思います。

私が良く服用しているのはこの商品です。B6と併用して飲むと良いのでセットのものが良いのではないでしょうか。