(0からの起業日記part8)DラボLPを勝手にチェック

 
今回はかなり長いかも。
今回の日記についてはDラボを批判するつもりではなく、拙いながら(ランディングページ)LP制作についての知識を総動員して改善できるポイントとか、良い部分は真似していくという、れおんはーとがどこまでLP制作について本気で学んできたかを確認する日記になります。
 

📖ブラッシュアップ作業

 
講座開催に向けた、講座内容とLP作成のブラッシュアップ会議は進んでいます。
今回の課題は会議の途中で、 「 ニッチなDAIGO 」 というキーワードが出たのですが、その流れからなぜかメンタリストDAIGOさんの運営するDラボのランディングページ(LP)について分析する作業をすることになりました。
 
ニッチなDAIGOって何だって話ですが、実のところクロスさんのデータ分析もメタ分析などのエビデンスレベルの高い論文から引用していることから、DAIGOさんとかなり被っている部分があります。
DAIGOさんは幅広い知識を論文から集めて、様々な分野の方の興味が湧くような動画を数多く出しています。クロスさんは教育や産業組織心理学に関する人間関係に関する分野を中心とした動画を数多く出しています。
そんな両者の関係は意外と共通点があるのでLPがどんな感じなのか敵情視察ではないですが、そんなことをやって見てほしいということでしょうか。
 
私はLP作成しなくていいの? とか思いましたが、ちょっと考えて見ました。
 
色々勉強してきたLP制作に関する知識が、他のサイトからどのくらい良いところ悪いところを盗めるか判断できる良い機会かなと思ったので、これはこれでWEBデザインの勉強になりそうです。
 
そういうわけで、今回かなり真面目に分析して見たいと思います。 ちなみにこれはどの分野でも言えることですが、分析・理解ができることと、実際にやって見てアウトプットができることというのは別の能力が必要です。
こればっかりは経験を積んで脳の神経を育てて繋ぎ合わせる実践しかないかと思います。 最近は駅を歩いていても大きな広告に自然と視線が誘導されているので、インプット作業に関しては脳の神経は育ってきていると実感しています。
 
 

目次

DラボLPのファクトチェック

こちらがDラボのランディングページになります。
 
 

前置き

DラボというのはDAIGOさんがYouTubeで動画配信をしているのを見たことがある方はご存知かと思いますが、論文から引用した質の高い動画をDラボ専用のアプリを通して配信している、DAIGO版YouTubeです。
 
YouTubeというプラットフォームは、動画配信を行い、そこで視聴者に対して流す広告をもとに広告料としてお金が支払われています。なので視聴者数が多ければ多いほど、広告料の一部が入ることになりYouTuberとして動画配信のみで一攫千金が狙えるような夢の生活を送っている方もいます。
 
ただ、YouTubeというのは広告を出稿しているスポンサー(企業)がいないと成り立ちません。
そして企業にはイメージというものがどうしても重要になってきます。 暴力行為ばかりの動画を流したり、動物の虐待動画を流したり、イメジを助長するような動画を流している動画に万が一広告が流れた場合、無関係なのにとばっちりを受けてしまうことになりかねません。
 
特に最近のネット社会ではちょっとでも道を外している人を生贄にして叩く風習が非常に高いです。企業としてもせっかく広告を出しているのに質の低いYouTuberによって飛び火を貰ってはたまったものではありません。
 
スポンサーから見放されれればYouTubeも商売は成り立たなくなります。なので毎回規約を変更してそうしたスポンサーにふさわしくない動画を作るYouTuberや動画を排除しないといけないわけです。
 
なので自分たちが出したいと思った動画を時間をかけて作ったとしても、このYouTubeに目をつけられてしまうと広告がつかなかったり、削除されてしまったりします。
 
場合によっては過去問題なかった再生数の稼いでいる動画が突然削除されてしまうということもあり得ます。古い動画などの再生数を稼げない動画に広告料を払うよりも、稼いでいる動画に広告がつくようにアルゴリズムを変更する、ということもYouTube側としては時には必要でしょう。
 
YouTuberにとって収入源がなくなるというのは、生活をほぼ動画作成に全振りしている人たちには痛い問題です。 ということは取れる道は2つです。
 
💬

YouTubeに嫌われない動画を作るか
自分たち専用のプラットフォーム(サロン、コンテンツ販売、メールリスト取り)へ誘導するか
 
です。 DAIGOさんのコンテンツは基本的には論文のデータを利用した動画作成です。今は良くてもさらに成長して行ったとしたら、論文制作者側からの抗議によって動画が削除、なんてこともあり得ない話ではありません。そういうわけでDラボの専用アプリを使えばYouTubeで見るのと変わらないような仕様(倍速再生、動画保存とか)で見ることができる上に、自分たちのプラットフォームなので削除されることもないわけです。
 
詳しいことはここを見ると良いでしょう。
 
 
 

LP到達するターゲットの目的が大事

前置きが長くなりました。 まず最初に前提条件として、どんな人がランディングページ(LP)へ来るのか。
 
これを考えなければなりません。 そう考えると最初のDAIGOさんの動画を知るきっかけとなるのは、YouTubeやニコニコ動画でしょうか。YouTubeでも相当な量の動画があるのでそれだけでも楽しめる人もいるかもしれませんが、よりハマった人はもっとディープなものを求めるはずです。
その時誘導されて向かう先がDラボのホームページにあるLPです。
 
つまりDラボのLPに辿り着く人は興味を持って来ているという前提条件があります。 これを頭に入れた上で、LPの画面を見ながらチェックしていきます。
 
 
 

ファーストビューをチェック

ファーストビューとはブラウザで開いた時に視界に飛び込んでくる画面になります。
 
パソコン版がこちら。
 
スマホ版がこちら。
 
 
DAIGOさんが本を手に取って、アプリも映っている写真。いいですね。猫さんもいいアクセントだと思います。
ただ気になるのは最初に目に飛び込んでくるのは左上からになるので、 「 DラボのマークとDラボの名前 」 になりますね。これは勿体無いと感じました。
 
最初の前提を考えると、YouTubeから飛んでくる人は既にDラボに興味を持っている人です。 ということはDラボってなんだろ?となるわけです。
 
そうするとDラボ=アプリであることを訴求するような目立つタイトルを最初に目線に入れた方が良いので、よりディープにDAIGOさんの動画が見られる専用のアプリ、ということを押し出す強烈な文章を考えなければなりません。
 
「 毎月20冊の本・論文の知識が1日10分で学べる 」、という文章もいいなぁと思えるのですが、これを見て関心を持つ人は何も知らない人たち向けな訴求になっているため、より深い知識を知りにきたターゲット向けにはあまり相応しくないような気もしました。
 
あとよくないのが、スマホ版のCTA(申し込みボタン)です。 毎回あとを追うような部分はむしろ良いと思うのですが、せっかくの親切ボタンがスマホ版だと文章を読むのを邪魔したり後半にかけても終始邪魔な存在になってしまっています。
モバイルに考慮した作りはLP作りには重要な要素なので、ここを雑にせずに何度も検証をすることをお勧めします。
 
 
Dラボで言うとCTAは左に表示したり、小さくしたり改良は必要と感じました。
 
細長い申し込みボタンに関しては、ファーストビューにでっかく表示は効果が高いとされているので、良いと思います。
 
 

動画のサムネイルが動くやつ

↑のパソコン版のファーストビューの下に流れているサムネイルの画像群ですが、パソコン版はパッと表示された時に目線の下を流れていて面白いなぁと思いました。 こんなタイトルの動画もあるんだ、とか分かるのでありだと思います。
問題はスマホ版です。 ファーストビューでは表示されず、画面をスクロールするといきなり出てきます。
 
スマホだと表示数も少ないため、ここで一旦視線を止めてゆっくり流れるサムネイル画像を見ることになってしまってます。スマホなら入れない、もしくは後半にこんな動画があります、と表示するなどの方が良いように感じました。
 
 

お得感の演出。素晴らしい。

 
これは真似したいですね。それくらいシンプルで一発で分かる表示です。
特に本 20冊 30000円 という表示が高い印象を与えている分、Dラボの提示している金額が安いという印象を与えるアンカリング効果になっています。
 
金額の部分はもっと大きい文字を使う方が印象をより強めるので、数字は大きい文字が良いかもしれません。
 
毎月20冊の本・論文の知識が1日10分で学べる、という文章を入れてもいいですね。
パソコン版
 
スマホ版
 
スマホ版のダメな部分わかりますか?画像はわざとわかりやすく撮っていますが、スクロールをゆっくり下げていくと、ちょうどいい感じに「 入会手続きはこちら! 」が被ってくるので、ストレスになっています。
 
 
 
 

学びが深まる5つのポイント

学びが深まる5つのポイント部分も、イラストと文章の比率がちょうど見やすくていいですね。
見ただけで直感で分かる、というのはLPには重要な要素です。 文章を読んでると頭が疲れるためあんまりに長いLPは正直飽きてしまいます。できるだけ省略できるなら画像と短い文章で伝えるほうが読み手には優しい作りですね。
 
ご利用までの簡単3ステップ、も真似したい作りでした。
 
 

誠実か不誠実かの分かれ目。料金プラン

今回、Dラボを見てマズイなぁと感じたのが料金プランです。
一番最初に言ったように前提条件として、DラボのLPを見ている人は興味を持っている優良顧客です。初めから教育してファンになって興味を持ってもらうという要素を飛ばして、成熟した状態で来ている人たちなだけに、料金に関しては徹底的に誠実に書くべきだと私は思います。
 
パソコン版
 
スマホ版
 
 
パソコン版もスマホ版も同じ表示なのですが、ここに書いてある価格はプレミアムプランのみの値段です。つまり他のプランの値段が書いていないと言うことになります。
ところが料金プラン周辺にはその手がかりとなる、料金表へのリンクもありません。入会手続きはこちら!の先にあるのかと思ったらそうでもない。最初見た時は、入会しないと見られないのかなと思いました。
色々探して結局どこにあるかというと一番下にあるプライバシーポリシー、よくある質問、お問合せをクリックすると表示される別のページでようやく見ることができます。
 
 
パソコン版
 
 
 
プレミアムプランの年払いの月ごとの支払い額が、ライトプランの月払いの価格と同じです。 なので混乱しそうだからあえて表示しなかったのかな?
 
なんにせよ一番重要な料金プランが分かりにくい場所に置いてあるのはせっかく良い商品を作ったとしても、優良顧客を逃してしまう要素になります。むしろ、料金プランを画像でわかりやすいように表示する方がお得感も高まって絶対こっち選ぼうというポイントになります。
 
 
 
 
理想は3つプランを用意すると選択しやすいと言われています。
 
 
 
 
 
例えばターゲットが料金までそんなに知りたくないんだよなぁくらいな顧客であるのであればプレミアムプランのみの値段でも良いかもしれませんが、今回は気になって見にきた顧客である前提である以上は料金は誠実に全部見せるべきだと感じました。
 
 
 

利用者の声

顔の表示や職業まで紹介しているのは非常にポイントが高いです。
医者の方も評価している、なんて権威づけとして強みですしね。
 
 
 
 

まとめ

そんな感じでDラボさんのランディングページを勝手に評論しました。失礼に感じてしまったらすみませんでした。もし改善のポイントになったとしたら嬉しいです。