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ネガティビティ・バイアス

青砥瑞人さんの4Focus 〜脳が冴えわたる4つの集中より。
ネガティビティバイアスについて勉強。
人はネガティブに目を向けるようにできている
生き物は生存戦略が基本です。
つまり生き残るために失敗した経験を
次の世代へ残して生存確率を上げる。
その積み重ねがDNAレベルで
体に刻み込まれていきます。
文字通り、遺伝的な変化が起きます
(エピジェネティクス)
ルワンダ虐殺はDNAに刻まれ子孫に遺伝していた! - ナゾロジー
https://nazology.net/archives/103645
https://nazology.net/archives/103645
ルワンダの大虐殺では100日という短期間で
100万人の人たちが殺されるジェノサイドが
起きています。
虐待当時に母親の胎内にいた子どもたちに
DNAの変化があったそうです。
メスのアフリカゾウから牙がなくなった…密猟者から逃れるために急速に進化
牙のないゾウが増えている、原因は密猟
こちらは内戦の資金源のため象牙を求めて
密猟者によって乱獲された結果
ゾウのメスの子どもに牙のない種が
増えているそうです。
YouTubeやtiktokできゅうりに驚く猫の
動画などありますが
(心臓が止まることあるので真似はやめましょう)
あれは、きゅうりが蛇だと勘違いして
驚いているとされています。
私たちも蛇に対して直感的に
嫌悪感を感じるのは蛇は毒を持っている
危険な生物であることを何故か理解して
いるからです。
母親がうなぎや穴子が苦手なのは
もしかしたら蛇が嫌いな生理的な
理由なのかもしれません。
パレイドリア現象
さらに人間は面白い特徴があります。
━ ━
● ●
∧
↑はただの記号を適当に
並べただけです。意味はありません。
なのに、パッと見ただけで人の顔を
連想してしまいます。
木の模様に人間の顔を見出して恐怖したり
足音のようなものを敏感に聞き取ったり
幽霊を見てしまったり
自分たちと姿形が極端に変わっている者に
対して強く警戒したり
人は人に近いものに対して驚くほど気にします。
パレイドリアと呼ばれるこの現象は
なぜ起きるのか。
その答えは、その機能がある方が得をしたから
と考えるのが自然かもしれません。
遠い昔、人類は
ホモサピエンスとネアンデルタール人
の二つの種族がいました。
基本的にはお互いに干渉しあわないように
生きていたと思いますが
どうしても食べ物が少なくなる時は
何度も起きています。
実際に最近での噴火後の寒冷化によって
共食いをしたという記録もあるようなので
食べ物を求めてお互いが争いになっても
何らおかしくないかと思います。
トンガの噴火は記憶に新しいですが
(2022/01/23書いている現在でのニュース)
大規模な噴火のあとは
必ず寒冷化による作物不足が
地球には起こっています。
2023年は米不足に悩まされる可能性が
あるかもしれません。
ちなみに
535年に起きたインドネシアのクラカタウの
破局噴火と呼ばれる超大規模な噴火は
翌年の気温を一気に下げたとされています。
ディスカバリー・チャンネルより。(8:00〜あたりから)
社会科が苦手だった私でしたが
破局噴火後の歴史の大きな変化の関連を
知ることで様々な飢饉や
領土・食べ物を求めての戦争
病原菌の蔓延
無秩序を正すことで集団が統一した意識で
行動するための基盤となる宗教発展など
関連付けられるので興味もっていれば
よかったなぁと思います。
調べてみると
ホモサピエンス、ネアンデルタール人時代も
やはり、噴火は起きているそうです。
トバ・カタストロフ理論 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/トバ・カタストロフ理論
寒冷化や食糧危機により
共食いや、食糧を求めての大陸移動
洋服の発展など
その時の強烈なネガティブなストレスは
遺伝的に記憶されているだろうことは
想像に難くないと思います。
人間の敵は人間
いかに早く敵を見つけられるか
いかに敵か味方を判断できる
目を持っているか。
いかに味方を増やして
自分を守るためのコミュニティを
作ることができるか。
そういうわけで
ネガティビティバイアスは
人が生き残るためには
必須な脳機能の一つとも
いえるかもしれません。
ここまで観ていただきありがとうございました。
それでは(^^)